ベトナム統計総局によれば、2020年1〜5月の外国直接投資（FDI）認可額は139億米ドルとなり、前年同期から17.0％減少した。

　新規認可は件数が11.1％減の1212件、金額が15.2％増の74億米ドル。最大の案件はシンガポールのデルタ・オフショア・エナジーによる南部バクリエウ省での液化天然ガス（LNG）火力発電所建設で、認可額は40億米ドル近くに上った。

　既存案件への追加投資は436件で、金額は31.4％増の35億米ドル。外資による国内企業の株式購入は30億米ドルで、60.9％減少した。

　新規認可額を投資元国別にみると、シンガポールが43億1850万米ドルでトップ。これに台湾が7億4320万米ドル、中国が6億9490万米ドルで続いた。産業別では電力が40億米ドルで最多。これに製造業が28億米ドルで続いた。

　1〜5月のFDI実行額は67億米ドルで、前年同期から8.2％減少した。


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