【亜州ビジネス編集部】DRBハイコム傘下の国民車メーカー、プロトンは4日、2023年1～9月の販売台数が前年同期比14.1％増の11万6832台（輸出含む）だったと発表した。通年で過去最高だった22年より1カ月前倒しで11万台を達成し、同年を超えるペースとなっている。市場シェアは20.5％だった。

　モデル別にみると、最も販売台数が多かったのはAセグメントセダン「サガ」の5万1484台。これにBセグメント・スポーツ多目的車（SUV）「X50」が2万4960台、Bセグメントセダン「ペルソナ」が1万8614台、CセグメントSUV「X70」が8778台で続いた。5月に投入したハイブリッド車（HV）のDセグメントSUV「X90」は3435台だった。

　9月単月の販売台数は1万2230台で、過去のデータに照らし合わせると、前年同月比17.8％減、前月比12.4％減だった。モデル別では、サガが5648台で最多。この部門では市場シェア2位だった。これにX50が2210台、ペルソナが2053台、X70が779台で続いた。X90は491台だった。

　販売会社プロトン・エダルのロスラン・アブドゥラ最高経営責任者（CEO）は、10月13日に発表される24年度予算案を前に見込み客が様子見姿勢で、9月は販売が低調だったと説明。ただプロトンはX50など3モデルが部門首位を維持し、新モデルの投入準備も進めており、24年も好調を維持できるよう努めているとしている。


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