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  ニュース     2024/03/12 20:58

マレーシア:1Q小売売上高7%増、プラス転換へ=RGM予想 無料記事

【亜州ビジネス編集部】小売市場調査会社のリテール・グループ・マレーシア(RGM)は、2024年第1四半期に小売売上高が前年同期比で7.1%増加すると予想している。前四半期には予想外に縮小したが、旧正月や政府による現金給付、外国人観光客の増加などで小売市場が回復すると見込む。11日付ザ・エッジ・マレーシアなどが伝えた。
 小売市場は23年第4四半期に0.2%縮小。予想外の結果で、生活コストの上昇が重しとなった。またイスラエルとハマスの武力衝突を受けて、欧米ブランドを不買する動きが強まったこともマイナスに影響した。
 ただRGMは、24年第1四半期にはプラス転換し、通年では4.0%増加すると予想。前年の2.2%から伸びが加速するとの見方で、23年12月に開始した中国人やインド人へのビザ(査証)免除や、リンギ安に伴う観光客の増加、昨年1月に開始した貧困層への現金給付などがプラス要因になるとみている。
 楽観的な見方を示したものの、カフェ・レストランに限ると悲観視。第1四半期には百貨店の売上高が21.5%増と予想される一方、カフェ・レストランは2.9%減に落ち込むとみている。生活コストの上昇で外食費を削る傾向にあるほか、欧米ブランドの不買、リンギ安に伴う原材料価格の上昇を受けた値上げなどが重しになるとしている。


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