ニュース 2023/08/23 21:59
シンガポール:7月の物価上昇率4.1%、3カ月連続で減速
経済・統計 インフレ率 シンガポール
シンガポール統計局が23日発表した2023年7月の消費者物価指数(CPI)上昇率は、前年同月比で4.1%だった。前月を0.4ポイント下り、3カ月連続で鈍化。22年1月以来、1年6カ月ぶりの低水準となった。食品(5.3%)や自動車(7.8%)の伸びが縮小したほか、電力(マイナス1.1%)が21年6月以来のマイナスを記録。民間道路輸送(4.8%)と住居(4.6%)を除くコア指数の上昇率は、前月を0.4ポイント下回る3.8%に減速した。
民間道路輸送は2年5カ月ぶりの低水準となる。自動車の伸びが21年2月以降で最低だったほか、バイク(マイナス1.9%)が2カ月ぶりに前年を割り込んだ。一方、ガソリン(マイナス9.8%)は落ち込みが緩和した。食品の伸びは5カ月連続で減速。コメや肉類、油脂など幅広い品目で上昇幅が縮小している。
MASと貿易産業省は、輸入インフレが収まり、労賃の上昇ペースも緩和していると指摘。コア指数の減速が今後も続くとの見方を示した。自動車と住居についても、供給が増えることで年内には価格が落ち着くと見込む。23年の上昇率予測はCPIが4.5〜5.5%、コア指数が3.5〜4.5%とし、前月から据え置いた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
民間道路輸送は2年5カ月ぶりの低水準となる。自動車の伸びが21年2月以降で最低だったほか、バイク(マイナス1.9%)が2カ月ぶりに前年を割り込んだ。一方、ガソリン(マイナス9.8%)は落ち込みが緩和した。食品の伸びは5カ月連続で減速。コメや肉類、油脂など幅広い品目で上昇幅が縮小している。
MASと貿易産業省は、輸入インフレが収まり、労賃の上昇ペースも緩和していると指摘。コア指数の減速が今後も続くとの見方を示した。自動車と住居についても、供給が増えることで年内には価格が落ち着くと見込む。23年の上昇率予測はCPIが4.5〜5.5%、コア指数が3.5〜4.5%とし、前月から据え置いた。
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