【亜州ビジネス編集部】電気自動車（EV）の充電関連サービスを提供するシンガポールのパワーアップ・テック（Pアップ）は、マレーシアで来年3月までに移動式のEV充電サービスを開始する。車両部品販売などの現地企業ナザマックスと提携。独オペルの電動バン「ヴィヴァーロe」に充電器を搭載し、まず首都圏とジョホールバル、ペナン州でサービスを提供する。ポールタンが伝えた。

　当初は9～15台の車両を導入する計画。Pアップは既にシンガポールでサービスを提供しており、ほぼ同スペックの車両を配備する。30～160キロワット時（kWh）の電気を蓄電し、出力は60～120キロワット（kW）。充電ケーブルの長さは7メートルで、駐車場などで顧客のEVに充電できる。

　マレーシアでの料金は今のところ未定。同社の代表者は、「EVの普及を阻む要因は充電に対する懸念であり、低料金で利便性の高いサービスを提供する」と述べた。


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