【亜州ビジネス編集部】マレーシア自動車協会（MAA）が発表した2023年5月の国内新車販売台数は、前年同月比22.0％増の6万1795台だった。連休があった前月からは32.7％増加。MAAは、受注残がまだ多く、また新モデルが好調で販売は高い水準にあるとしている。16日付各紙が伝えた。
　内訳は、乗用車が前年同月比23.2％増の5万5135台（前月比33.2％増）、商用車が12.5％増の6660台（同28.2％増）だった。
　1〜5月の販売台数は前年同期比12.3％増の30万978台。乗用車は13.5％増の26万8479台、商用車は2.7％増の3万2499台だった。
　5月の生産台数は前年同月比32.1％増の6万4930台（前月比57.8％増）。1〜5月の生産台数は18.0％増の30万4484台だった。
　マレーシアでは、新型コロナウイルス流行下で停滞した新車市場を回復させるため、政府が20年半ばに販売サービス税（SST）の減免措置（国産は免除）を開始。猶予措置を23年3月末に終えて3年近く続いたインセンティブは終了した。ただMAAは、新モデルが好調なこともあり、受注残はまだ多いとしている。


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