国営電力テナガ・ナショナル（TNB）は26日、再生可能エネルギー発電事業などでの協力についてベトナムとラオスの計3社とそれぞれ覚書を交わしたと発表した。東南アジアで脱炭素化を推進する。

　ベトナムで送電網の建設や太陽光発電所の運営などを手掛けるサイゴン・ジア・ディン・エレクトリックとは、傘下で再エネ事業のTNBリニューアブルズを通じて覚書を締結。同国での再エネ発電に関する事業機会を共同で模索する。また、同国の北部電力サービス総公社（EVNNPS）とはTNBリペア・アンド・メンテナンスが提携。ベトナムとカンボジア、ラオス、ミャンマー、タイのエネルギー関連サービスで協力する。

　ほか、ラオス電力公社（EDL）とテナガ・ナショナルが覚書を交わした。ラオスでの再エネ発電への投資や、各国の政府間で合意された「ラオス・タイ・マレーシア・シンガポール電力統合事業（LTMS-PIP）」の枠組みを利用したラオスからマレーシアへの再エネ電力輸出などについて事業機会を探る。


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