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  ニュース     2024/12/15 21:59

マレーシア:1~9月の投資認可額1割増、製造業は前年割れ 無料記事

 マレーシア投資開発庁(MIDA)の発表によると、2024年1~9月の投資認可額は前年同期比10.7%増の2546億8800万リンギ(約8兆7400億円)だった。1~6月時点で4割超の伸びを記録していたが、第3四半期に失速。製造業などの外国直接投資(FDI)は前年割れとなった。投資認可数は20.7%増の4753件。雇用創出は75.9%増の15万9374人を見込む。

 認可額はFDIが16.3%減、国内直接投資(DDI)が44.2%増。FDIの国・地域別上位は、◆ドイツ=309億リンギ◆中国=108億リンギ◆米国=84億リンギ◆オランダ=49億リンギ◆シンガポール=44億リンギ――だった。日本は5位以内に入らなかった。

 産業分野別では製造業が11.2%減の888億1290万リンギとなり、うち半導体分野を中心とする電気・電子産業が5割超を占めた。製造業の認可数は30.5%増の800件と増えており、前年に比べ大型事業が少なかったことになる。

 直近の大型事業は、◆台湾の半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)世界最大手、日月光投資控股(ASEテクノロジー・ホールディング、ASEH)傘下のセキ品精密工業(SPIL)による、ペナン州での半導体封止・検査工場建設=認可額60億リンギ、5月着工◆電子機器受託製造サービス(EMS)の米プレクサスによる同州第6工場の建設=10億リンギ、7月着工◆自動車用の発光ダイオード(LED)ライトを製造する地場ドミナント・オプト・テクノロジーによる表面実装型LEDの生産拡大=10億リンギ――などがあった。ほか、第1四半期には半導体大手の独インフィニオン・テクノロジーズによるケダ州クリムの生産拠点への追加投資(301億リンギ)が認可されている。


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