【亜州ビジネス編集部】オフィス家具メーカーのAHBホールディングスは12日、商用車メーカーの地場CAFモーターズを買収すると発表した。株式51％を1000万リンギ（約3億円）で取得することに基本合意した。CAFを通じて商用電気自動車（EV）市場に参入し、収益源を多角化する。

　CAFの親会社との間で同日に条件規定書（タームシート）を交わした。今後、企業査定（デューデリジェンス）などを経て正式契約を結び、株式を取得する。

　CAFは2021年設立。中国自動車メーカーの東風汽車から技術提供を受けて、現在はディーゼル車の小型トラックを生産している。近く電動バン「CE1」の組立生産・販売に乗り出す計画で、マレーシア半島部での独占的な事業権を得ている。


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