【亜州ビジネス編集部】電子機器受託製造サービス（EMS）世界2位の台湾・和碩聯合科技（ペガトロン）は25日、マレーシアへの完全子会社の設置を決定した。1200万米ドルを支出する。台湾・経済日報が26日報じた。
　マレーシアでは将来、消費者向け電子製品を生産する計画だが、具体的な量産時期は決定していない。同社は、工場設置場所の最終決定に先立って子会社の設立を決めたと説明した。
　ペガトロンは同日、メキシコ工場の生産能力拡大に7500万米ドルを追加投資することも決めた。中国依存度の低減に力を入れており、中国で先月末に江蘇省昆山の工場の支配権を中国同業の立訊精密工業（ラックスシェア）に譲った一方、インドなどへの投資を拡大している。生産能力に占める中国以外の地域の割合は、先月末時点で10～15％だった。


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