【亜州ビジネス編集部】冷蔵・冷凍食品などの流通を手掛けるスプリーム・コンソリデーテッド・リソーシズは、1300万リンギ（約4億1000万円）を投じてサラワク州に倉庫を建設する。イブラヒム・バキ会長がこのほど明らかにしたもので、事業を拡大する中、既存の倉庫が手狭になったことが背景にある。ザ・スターが伝えた。

　既存倉庫がある同州クチンのデマク・ラウト工業団地内に建設する。建屋面積は2000平方メートルで、常温と冷蔵、冷凍の保管スペースを設ける。既存倉庫は現在ほぼフル稼働状態で、高まる需要に対応するためレンタル倉庫も借りているが、費用がかさむことから新倉庫の建設を決めた。

　建設費は新株発行で賄う。調達する1750万リンギの一部を倉庫建設に充てる計画で、今月末に開く臨時株主総会で承認を諮る。

　同社は1983年設立。東マレーシアで冷蔵・冷凍食品、乳製品、乾燥食品などの貿易や流通を手掛ける。他社ブランドだけでなく、自社の「スプリーム」ブランドの商品も扱っている。


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