【亜州ビジネス編集部】DRBハイコム傘下の国民車メーカー、プロトンは7日、2023年1〜8月の販売台数が10万4602台（輸出含む）となり、5年連続で年10万台を超えたと発表した。前年同期からは19.6％増加。10万台到達は前年より1カ月前倒しで達成し、通年で過去最高だった22年を超えるペースとなっている。市場シェアは20.8％だった。

　モデル別にみると、最も販売台数が多かったのはAセグメントセダン「サガ」の4万5836台。これにBセグメントSUV「X50」が2万2750台、Bセグメントセダン「ペルソナ」が1万6561台、Cセグメント・スポーツ多目的車（SUV）「X70」が7999台で続いた。

　8月の販売は1万3955台で、過去のデータに照らし合わせると、前年同月比12.1％減、前月比4.7％増だった。モデル別では、サガが6585台で最多。この部門では市場シェア2位だった。これにX50が2558台、ペルソナが2028台、X70が1002台で続いた。5月に投入したハイブリッド車（HV）のDセグメント・SUV「X90」は719台で、部門首位だった。

　販売会社プロトン・エダルのロスラン・アブドゥラ最高経営責任者（CEO）は、2年連続で最高販売記録を更新するペースで推移していると説明。X90投入によるラインアップ拡充や、既存車種の新モデル投入で需要を取り込めているとしており、年内にさらに新モデルを投入するとしている。


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