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  ニュース     2023/10/26 20:59

マレーシア:中国ナタのEV上陸、価格10万リンギから 無料記事

【亜州ビジネス編集部】自動車組立生産・販売を手掛けるゴーオートの子会社イントロ・シナジー(ISSB)は25日、中国・合衆新能源汽車が擁する「ナタ汽車(NETA)」ブランドの電気自動車(EV)「ナタV」を正式に発表した。価格は10万リンギ(約313万円)から。当面は中国から輸入するが、来年にも国内での組立生産を開始する。各紙が伝えた。

 イントロはナタVの販売に当たり、駆動系の部品には8年または走行距離18万キロメートル、一般部品には5年または15万キロメートル、車体には10年または20万キロメートルの保証を付与する。価格は10万リンギからで、「マレーシアの消費者が求めやすい価格に設定した」(イントロ)。特典としてローン金利が最大7年間ゼロとなるパッケージと、自宅用充電器や外部給電器(V2L)などを無償で提供するパッケージを用意した。

 ナタ汽車は東南アジア進出を加速しており、昨年にタイでナタVの販売を開始。また、インドネシアでは今月24日にジャカルタで販売イベントを開催し、同国市場に正式参入した。来年はタイとインドネシアでも組立生産を開始する。

■製造認可を取得

 マレーシアでの現地生産では、ゴーオートとゴム手袋メーカーのケアプラス・グループの合弁会社がヌグリスンビラン州に工場を建設する。ケアプラスは25日、投資貿易産業省(MITI)からEVや省エネルギー車(EEV)、商用車の製造認可を受領したと発表した。第1期では来年第1四半期に組立生産ラインの建設を開始。また、来年半ば以降の第2期には塗装などのラインも設ける。当初は年1万台程度を生産する。

 イントロは今年4月にナタ汽車の代理店となった。一方、ケアプラスはイントロに30%、合弁の生産会社に51%を出資する。


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