【亜州ビジネス編集部】鹿島建設は27日、アジア開発事業統括会社のカジマ・デベロップメント（KD）がチャンギ国際空港の近隣で自社ビルの建設に着手したと発表した。投資額は1億シンガポールドル（約77億円）。シンガポール内の数カ所に点在しているグループ会社を集約し、建設・開発の事業部門と技術開発部門の連携強化を図る。海外での自社ビル建設は初めて。

　「チャンギビジネスパーク」内に、オフィスと研究施設を兼備した「鹿島グローバルハブ（KGH）」を建設。2023年にも完成させる。地上6階、地下1階建てで、延べ床面積は1万3088平方メートル。技術開発部門では、鹿島技術研究所のシンガポールオフィスが研究施設を開設し、外部企業や政府機関、大学などと連携して研究活動を推進する。


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