【亜州ビジネス編集部】マレーシア統計局の26日発表によると、2023年の国内観光客数は前年比22.9％増の2億1090万人だった。観光収入は32.5％増の849億リンギ（約2兆7200億億円）。いずれも新型コロナウイルス流行前の水準は下回っており、19年比では観光客数が11.8％減、観光収入が17.7％減だった。
　23年第4四半期の国内観光客数は前年同期比16.1％増の5430万人、観光収入は29.5％増の238億リンギだった。分野別の売上高は、テーマパークが49.2％増、宿泊施設が12.5％増だった。ホテルの客室稼働率は5つ星が2.1％増、4つ星が0.7％増、3つ星が14.8％増だった。
■外国人来訪者数は倍増
　マレーシア政府観光局の発表によると、23年の外国人来訪者数は前年比2倍の2014万人で、観光収入は2.5倍の713億リンギだった。いずれも19年水準は下回っており、それぞれ22.8％減、17.2％減だった。一方、来訪者1人当たりの支出額は前年比26.3％増の3540リンギで、19年比でも7.3％増だった。


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