【亜州ビジネス編集部】マレーシア統計局が13日発表した2024年1月の流通業売上高は、前年同月比5.4％増の1424億740万リンギ（約4兆4900億円）だった。前年同月を上回るのは28カ月連続。自動車が2桁増となるなど堅調に伸び、増加率は前月を0.6ポイント上回って3カ月ぶりに加速した。

　売上高の内訳は、◆卸売り＝5.5％増の636億8650万リンギ◆小売り＝2.6％増の611億590万リンギ◆自動車販売＝16.0％増の176億1500万リンギ――だった。卸売りと自動車は前月から伸びが加速。自動車では四輪車の車両販売額が20.9％増と大きく拡大したほか、修理と部品販売が共に2桁のプラスを維持した。また、バイク販売・修理が10カ月ぶりに増加した。

　1月の流通業販売量指数の上昇率（前年同月比）は3.5％で、28カ月連続のプラス。業態別では◆卸売り＝4.0％◆小売り＝1.4％◆自動車販売＝12.1％――だった。卸売りと自動車販売の伸びが前月から加速する一方、小売りは減速した。


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