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  ニュース     2024/02/07 19:59

マレーシア:12月の鉱工業生産0.1%減、製造業の下げ幅拡大 無料記事

【亜州ビジネス編集部】マレーシア統計局が7日発表した2023年12月の鉱工業生産指数(IPI)は、前年同月比で0.1%低下した。前年同月を下回るのは3カ月ぶり。主力の電子の前年割れが続くほか、自動車がマイナスに転じ、製造業の落ち込みが加速した。
 産業別では鉱業(3.6%上昇)と電力(4.6%上昇)が前月の伸びを上回る一方、製造業(1.4%低下)が2カ月連続で前年を割り込み、前月(0.1%低下)からマイナス幅が拡大した。製造業では前月と同様に輸出型産業(4.1%低下)が落ち込み、内需型産業(4.2%上昇)は生産が伸びている。
 製造業では7分野のうち電気・電子製品(6.7%低下)や輸送機器(0.5%低下)など4分野がマイナス。電気・電子では電子(7.2%低下)が7カ月連続の落ち込みとなった。また、輸送機器に含まれる自動車(2.5%低下)は6カ月ぶりの前年割れ。同月の自動車生産台数は3.9%減の6万6224台だった。
■製造業売上高4%減
 統計局が同日発表した23年12月の製造業売上高は、前年同月比4.2%減の1498億9000万リンギ(約4兆6600億円)だった。前年同月を下回るのは7カ月連続で、下げ幅は前月から拡大。7分野のうち電気・電子製品(4.8%減)など4分野がマイナスとなり、輸送機器(6.4%増)など3分野はプラスだった。
 製造業の従業員数は1.7%増の237万4557人。支払われた労賃は2.1%増の87億4400万リンギ(1人当たり3683リンギ)だった。


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