ニュース 2025/05/08 20:58 NEW!!
ベトナム:省市の競争力、ハイフォン市が初のトップ 
経済・統計 ベトナム
ベトナム商工会議所(VCCI)と米国国際開発庁(USAID)が6日発表した国内63省市の2024年の競争力指数(PCI)は、北部ハイフォン市が74.84で初の首位となった。前年まで7年連続トップだった北部クアンニン省(73.20)は2位に後退した。
PCIは、◆事業参入コスト◆土地確保の難易度◆透明性◆行政手続きのスピード◆非公式手数料◆地方政府の積極性◆地方政策の公平性◆事業支援体制◆労働力◆法制度――の10項目で評価。約1万1000社へのアンケート調査をもとにランク付けした。ハイフォン市は、多くの項目でバランスよく高評価を得た。
3位以下は、◆南部ロンアン省(72.64)◆北部バクザン省(71.24)◆南部バリアブンタウ省(71.17)――が続いた。中央直轄市では中部フエ市(71.13)が6位とハイフォン市に次いで高く、これに南部カントー市(11位、70.01)、中部ダナン市(15位、69.24)、ハノイ市(24位、68.38)、ホーチミン市(29位、67.89)が続いた。
VCCIは、法制度の整備や情報の透明性向上に取り組む省市政府が増えていると分析。労働力の質も向上しているとした。一方で、土地取得や行政手続きのスピード、地方政府の積極性の低下などが課題として浮かび上がった。また非公式な支払い(賄賂)が再び増加していることにも懸念を示している。
企業の事業拡大意欲はやや回復傾向にあり、今後2年で拡大を予定する企業は33%と、前年の27%から改善。ただし、新型コロナウイルス流行前の水準(約50%)には届いておらず、VCCIは一層の行政改革と投資環境整備を促している。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
PCIは、◆事業参入コスト◆土地確保の難易度◆透明性◆行政手続きのスピード◆非公式手数料◆地方政府の積極性◆地方政策の公平性◆事業支援体制◆労働力◆法制度――の10項目で評価。約1万1000社へのアンケート調査をもとにランク付けした。ハイフォン市は、多くの項目でバランスよく高評価を得た。
3位以下は、◆南部ロンアン省(72.64)◆北部バクザン省(71.24)◆南部バリアブンタウ省(71.17)――が続いた。中央直轄市では中部フエ市(71.13)が6位とハイフォン市に次いで高く、これに南部カントー市(11位、70.01)、中部ダナン市(15位、69.24)、ハノイ市(24位、68.38)、ホーチミン市(29位、67.89)が続いた。
VCCIは、法制度の整備や情報の透明性向上に取り組む省市政府が増えていると分析。労働力の質も向上しているとした。一方で、土地取得や行政手続きのスピード、地方政府の積極性の低下などが課題として浮かび上がった。また非公式な支払い(賄賂)が再び増加していることにも懸念を示している。
企業の事業拡大意欲はやや回復傾向にあり、今後2年で拡大を予定する企業は33%と、前年の27%から改善。ただし、新型コロナウイルス流行前の水準(約50%)には届いておらず、VCCIは一層の行政改革と投資環境整備を促している。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。