電子機器の受託製造・設計サービスを提供する米ベンチマーク・エレクトロニクスは12日、ペナン州の第4工場を開所した。半導体装置や航空宇宙向けの製造を強化する。

　新工場の面積は8000平方メートルで、将来さらに拡張する。最新の電子ビーム溶接や大型5軸加工、産業用清掃向けの装置を導入しており、新たに200人を雇用する。

　同社は精密加工を手掛ける子会社ベンチマーク・プレシジョン・テクノロジーズとともにペナン州に進出。1500人体制で電子機器の設計から精密部品製造、組み立て、試験までをワンストップで手掛けている。新工場の建設で工場の総面積は4万平方メートルとなった。

　ベンチマーク・エレクトロニクスは1979年に米テキサスで設立。当時は医療製品の製造に特化していたが、航空宇宙や防衛、半導体製造装置、次世代通信などに事業範囲を広げた。欧米とアジアに計27カ所の拠点を持ち、ペナンには2007年に進出した。


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