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  ニュース     2023/07/10 20:59

マレーシア:国産車プロドゥアの上期販売、14%増の14.5万台 無料記事

【亜州ビジネス編集部】ダイハツなどが出資する国産車メーカーのプロドゥアは7日、2023年上半期の販売台数が14万4690台となり、前年同期から13.6%増加したと発表した。販売サービス税(SST)減免の猶予措置が終了する3月末までに納車を急いだことで第1四半期の販売が伸びたほか、その後も受注残は高い水準にあり販売が好調だったとしている。

 モデル別では4ドアセダン「ベザ」が4万555台で最多。これに小型ハッチバック「マイヴィ」が3万2319台、5ドアハッチバック「アジア」が2万8199台で続いた。

 一方、上半期の生産台数は15万3813台で、前年同期から17.0%増加した。ザイナル・アビディン社長兼最高経営責任者(CEO)は、上半期に生産と販売が伸びた理由として、旺盛な需要がある中で、部品調達が円滑化し、生産も効率化させたことで納車が迅速にできたためとしている。

 3月末にSST減免の猶予措置が終わってからも販売は好調で、第2四半期の販売は6万6126台となり、前年同期から0.6%増加した。同期の生産台数は6万9013台で、前四半期から1.0%増加した。

 アビディン氏は、生産を33万台、販売を31万4000台とする23年の通年目標達成に向けて順調に推移していると説明。部品調達や金融情勢に不安要素があるものの、下半期にはさらに生産ペースを上げるとしている。

 なおマレーシアでは、新型コロナウイルス流行下で停滞した新車市場を回復させるため、政府が20年半ばに販売サービス税(SST)の減免措置(国産は免除)を開始。猶予措置を23年3月末に終えて3年近く続いたインセンティブは終了した。


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