【亜州ビジネス編集部】複合企業DRBハイコム傘下で国民車メーカーのプロトンは、先月に投入した初の電気自動車（EV）の受注台数が1000台に達したことを明らかにした。中国スマート・オートモービル（智馬達汽車）のBセグメント・スポーツ多目的車（SUV）「#1」で、当初は2024年に1000台の販売を目指していたが、予想以上のペースで売れている。ポールタンが7日付で伝えた。
　11月21日に正式販売した時点で500台以上を先行で受注しており、その後3週間に受注台数が1000台に達した。価格は18万9000リンギ（約600万円）から。年末までに予約した場合、◆2000リンギ相当のアクセサリーパッケージ◆5年間の車内インターネットプラン◆3200リンギ相当のホームチャージャー――を贈呈するキャンペーンを行うなど、販売攻勢をかけている。
　スマートにはプロトン大株主の吉利汽車と独メルセデス・ベンツが折半出資。プロトンは子会社のプロトン・ニュー・エナジー・テクノロジー（プロネット）を通じて販売する。プロネットは現在、マレーシア国内にディーラー10カ所を展開。なお先行予約を受けた500台以上のうち、300台は11月22日までに納車した。それ以外は約1カ月待ちとしている。


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