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  ニュース     2024/01/25 19:59

マレーシア:ペナン州にゼロカーボン倉庫、隣国企業が建設 無料記事

【亜州ビジネス編集部】産業用不動産の開発などを手掛けるシンガポールのイコールベースは23日、ペナン州にカーボンニュートラル(温暖化ガス排出実質ゼロ)の倉庫を建設すると発表した。投資額は3億リンギ(約94億円)。同社がペナンでゼロカーボン倉庫を設けるのは初めてとなる。
 セベランペライ地区の4万6000平方メートルの敷地に建設する。総床面積は約5万5740平方メートル。製造時に排出される二酸化炭素(CO2)をコンクリートに注入して圧縮強度を高める「カーボンキュア・コンクリート」を使用する。太陽光発電による年間462万キロワット時(kWh)の電力を使用し、40年間の運用でカーボンニュートラルを実現する。
 来年第4四半期の開所を予定。バトゥカワン工業団地から6キロメートル、ペナン空港から30キロメートルと近く、電気・電子製品や自動車などに関わる企業の利用を見込む。
 同社は09年設立。商業・工業用の不動産をシンガポールとマレーシアのほか、韓国、ドイツ、インドネシア、ベトナムに展開している。マレーシアにはこれまで4億米ドルを投じ、約37万1600平方メートルの倉庫を開発。ジョホール州では昨年11月にカーボンニュートラルの倉庫を着工している。


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