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  ニュース     2020/08/24 20:59

シンガポール:7月CPIは0.4%低下、車両値上がりで下げ幅縮小 無料記事

【亜州ビジネス編集部】シンガポール統計局が24日発表した2020年7月の消費者物価指数(CPI)上昇率は、前年同月比でマイナス0.4%だった。下げ幅は前月(マイナス0.5%)から縮小。自動車価格の上昇で民間道路輸送(マイナス2.1%)の下げが前月から減速した。一方、同項目と住居(0.4%)を除くコア指数はマイナス0.4%と、10年2月以降で最大の下げ幅を記録。電力料金の引き下げが影響した。
 民間道路輸送では自動車(プラス0.9%)が4カ月ぶりに上昇。また、バイク(プラス30.8%)は近年にない高い伸びを記録した。他の分野では、通信機器(プラス6.7%)も4カ月ぶりに上昇した。一方、燃料価格の低下に伴う家庭用電力料金の引き下げを受け、電力(マイナス16.7%)が大幅に下げている。
 MASと貿易産業省は今後の見通しについて、原油価格の低迷が続く上、新型コロナ対策に起因するサプライチェーンの混乱が引き続き輸入食品の値上げ圧力になると指摘。20年通期の上昇率予測は、CPI全体、コア指数とも前年比マイナス1.0〜0.0%とし、7月末時点の予測から据え置いた。


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