詳細
検索
期間
亜州リサーチFacebook公式ページ 亜州リサーチYoutube公式チャンネル

  ニュース     2023/11/22 20:59

マレーシア:国民車プロトンがEV正式参入、吉利合弁の車両を投入 無料記事

【亜州ビジネス編集部】複合企業DRBハイコム傘下で国民車メーカーのプロトンは21日、電動自動車(EV)市場に正式参入した。EV子会社のプロトン・ニュー・エナジー・テクノロジー(プロネット)が第1弾として、中国のEVメーカーであるスマート・オートモービル(智馬達汽車)の「#1」を投入。価格は18万9000リンギ(約600万円)からで、9月に予約受け付けを開始した後、これまで500台以上を受注した。ポールタンなどが伝えた。
 スマートにはプロトン大株主の吉利汽車と独メルセデス・ベンツが折半出資する。#1はBセグメント・スポーツ多目的車(SUV)で、予約を受けた500台以上のうち22日に300台を納車。残りは1カ月待ちとなる。
 3つのグレードを用意した。ベースとなる「プロ」グレードは価格が18万9000リンギで、航続距離は315キロメートル。上位の「プレミアム」は21万9000リンギで440キロメートル、最上位の「ブラバス」は24万9000リンギで、高出力ゆえ航続距離は400キロメートルとなっている。充電は、家庭や職場などの場合、3時間で最大80%に達する。充電所での急速充電では29分で最大80%充電できるとしている。
 プロトンは2021年にEV参入を表明した後、昨年にスマートとの提携を発表。マレーシアでの走行適正の確認を含め、公道試験を繰り返し、販売に至った。自社ブランドのEV投入も検討している。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース

関連産業レポート