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  ニュース     2024/01/21 20:59

マレーシア:23年の輸出額8%減、電気・電子など落ち込む 無料記事

【亜州ビジネス編集部】マレーシア統計局が19日発表した貿易統計によると、2023年の輸出額は前年比8.0%減の1兆4256億7700万リンギ(約44兆8000億円)だった。前年割れは3年ぶり。各国の景気減速などで電気・電子製品を含む主要品目の多くが落ち込んだ。前年に資源高で過去最高額を記録した反動もあった。輸入額も過去最高だった前年を下回り、6.4%減の1兆2115億7260万リンギに縮小。貿易黒字は16.4%減の141億440万リンギだった。
 主要輸出品では、全体の4割を占める電気・電子製品が3.0%減少。同品目は8~12月に5カ月連続の前年割れを記録した。ほか、石油製品と鉄鋼が1割減、パーム油・パーム油製品が3割減などと落ち込んだ。
 主要国・地域への輸出額も概ねマイナス。最大のシンガポール向けは足元の電気・電子製品の低迷を受けて5.7%減少。ほか、2番目に大きい中国は8.7%減、3番目の米国は3.5%減、日本は13.1%減だった。
 輸入は最大の電気・電子製品が9.5%減少。一方で自動車など輸送機器は8.7%増と拡大した。国別では最大の中国からが6.2%減、日本からが14.6%減だった。
 12月単月では、輸出額が前年同月比10.0%減の1184億5290万リンギ、輸入額が2.9%増の1066億5670万リンギ、貿易収支が117億9620万リンギの黒字。輸出は10カ月連続のマイナスで、電気・電子製品が12.1%減少した。国別ではシンガポールが24.8%減、日本が4.7%減と落ち込んだ。


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