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  ニュース     2019/06/13 22:59

シンガポール:今年の経済成長率2.1%予測、エコノミスト調査 無料記事

 シンガポール金融管理庁(MAS)が12日発表した民間エコノミスト調査によると、2019年の実質国内総生産(GDP)成長率見通し(中央値)は2.1%となり、3カ月前の前回調査から0.4ポイント低下した。製造業のマイナス成長が予測されるなど、前回に比べ悲観的な見方が広がった。
 今回の調査は5月に実施。エコノミストとアナリストの27人が回答した。
 全5業種のうち、前回調査で2.0%成長が見込まれていた製造業は、マイナス0.2%と落ち込みが予測されている。ほかにも卸小売り(マイナス0.3%)が減少予測に転じ、金融・保険(3.8%)と宿泊・食品サービス(1.4%)も下方修正された。一方、建設(3.5%)だけ前回調査の予測を上回った。
 輸出額(石油と再輸出を除くNODX)は2.1%減の見通し。前回調査で1.1%増だったものの、米中貿易摩擦の激化などが懸念されてマイナスとなった。
 民間消費の予測は2.5%増となり、前回の2.8%増から下方修正された。
 貿易産業省は5月、19年のGDP成長率予測を1.5〜2.5%とし、2月時点の1.5〜3.5%から下方修正している。


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