【亜州ビジネス編集部】太陽光パネル用ガラスを製造する中国の旗浜光能（キビン）は10月31日、サバ州に建設した新工場を開所した。マレーシア投資開発庁（MIDA）の1日発表によると、30億リンギ（約900億円）を投じたもので、同社にとってマレーシア2カ所目の工場となる。製品の9割をマレーシア国内に出荷し、残りは東南アジアや欧州に輸出する。

　昨年設立した現地法人SBHキビン・ソーラー・ニューマテリアルがコタキナバル工業団地に建設した。工期は7カ月。最大1400人を雇用し、うち9割以上は地元住民を採用する。

　旗浜光能は2017年からヌグリスンビラン州でも太陽光パネル用ガラス工場を操業している。またサバ州クダでは原料となる珪砂（シリカサンド）の採掘・精製を行っている。


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