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  ニュース     2024/01/30 19:59

マレーシア:国営電力、国内初の大規模BESS試験事業を近く開始 無料記事

【亜州ビジネス編集部】国営電力テナガ・ナショナル(TNB)は、国内初となる大規模な二次電池電力貯蔵システム(BESS)試験事業を3月までに開始する。再生可能エネルギー発電の断続性に関する問題に取り組む。ザ・エッジが伝えた。
 同社傘下でマレー半島部の送電網を管理するグリッド・システム・オペレーター(GSO)が容量40万キロワット時(kWh)のBESS試験事業を進め、エネルギー委員会が監督。実現可能性や運用コストなどに関するデータを収集する。
 国内では太陽光など再エネ発電所への投資が進む一方、設置コストが障害となり、再エネ発電所から電力供給を安定させるためのBESSが普及していない状況。国営企業が先陣を切って試験事業を行う。
 TNBのバハリン・ディン社長兼最高経営責任者(CEO)は先に、出力1000メガワット(MW)の太陽光発電所から電力を安定供給させるには500MWのBESSが必要と述べている。


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