【亜州ビジネス編集部】情報通信技術（ICT）機器などを扱う地場アートロニックは、電動バイクを来月21日に発売すると発表した。今月11日にインドネシア自転車最大手テラン・ドゥニア・インテルヌサが擁する「ユナイテッドモーター」ブランドの代理店となることで契約を交わしており、足早に発売に踏み切る。ポールタンが27日付で伝えた。
　100％子会社のアイテックがマレーシアでの独占販売代理店として組立生産・販売を手掛ける。販売するのは最高時速120キロメートルを誇る電動スクーター「TX3000」を含む2モデルで、ペナン州のバトゥカワン地区の工場で組立生産する。2024年の販売目標は2モデルで計2000台としている。販売・サービス店はクアラルンプール、ペナン州、ジョホール州に置く。
　アートロニックは、POS（販売時点情報管理）レジやパソコン（PC）のハードウエア、ソフトウエア、周辺機器などを扱う。事業多角化により持続可能な成長を図るため、電動バイクに参入した。一方、テラン・ドゥニアは1991年にユナイテッドバイクのブランドで自転車製造を開始。20年に電動バイクをラインアップに加えた。


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