ニュース 2024/11/06 20:58
タイ:10月の物価上昇0.8%、2カ月連続で加速
経済・統計 インフレ率 タイ
商務省が6日発表した2024年10月の消費者物価指数(CPI)上昇率は、前年同月比で0.8%だった。前年同月を上回るのは7カ月連続で、前月(0.6%)から小幅に加速。車両用燃料(マイナス0.9%)の落ち込みが緩和し、指数を押し上げる要因となった。振れ幅の大きいエネルギーと生鮮食品を除くコア指数(0.8%)は、前月から横ばいだった。
食品・飲料(2.0%)は前月から0.3ポイント減速。前月に洪水の影響で高騰していた生鮮野菜(5.1%)は、落ち着きを取り戻しつつある。コメ(0.2%)も前月を下回る伸びだった。食品以外では、車両用燃料を含む運輸・通信(マイナス0.3%)の下落幅が縮小。政策要因で軽油価格が上昇している。
同省は11月のCPI上昇率が10月をさらに上回ると予測。指数を押し上げる要因として、軽油価格の上昇や、前年に政府が抑制していた家庭用の電力料金の上昇、観光業の回復に伴う航空券などの値上がりを挙げた。一方、原油価格の低下や生鮮野菜価格の正常化などがインフレを抑制する要因になるとみている。24年の年間のCPI上昇率予測は0.2~0.8%(平均0.5%)とし、前月から据え置いた。1~10月の上昇率は前年同期比で0.3%だった。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
食品・飲料(2.0%)は前月から0.3ポイント減速。前月に洪水の影響で高騰していた生鮮野菜(5.1%)は、落ち着きを取り戻しつつある。コメ(0.2%)も前月を下回る伸びだった。食品以外では、車両用燃料を含む運輸・通信(マイナス0.3%)の下落幅が縮小。政策要因で軽油価格が上昇している。
同省は11月のCPI上昇率が10月をさらに上回ると予測。指数を押し上げる要因として、軽油価格の上昇や、前年に政府が抑制していた家庭用の電力料金の上昇、観光業の回復に伴う航空券などの値上がりを挙げた。一方、原油価格の低下や生鮮野菜価格の正常化などがインフレを抑制する要因になるとみている。24年の年間のCPI上昇率予測は0.2~0.8%(平均0.5%)とし、前月から据え置いた。1~10月の上昇率は前年同期比で0.3%だった。
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