DRBハイコムの100％子会社で自動車のアフターサービスを手掛けるエダラン・オートモービル・ナショナル（EON）はこのほど、中国の電気自動車（EV）メーカーであるスマート・オートモービル（智馬達汽車）のディーラー店を首都西郊のグレンマリー地区にオープンした。グループの国民車メーカー、プロトンが21日、スマート車の販売を開始したことを受けたもので、同社からディーラーに指名された。EONとしてEV専門の店舗は初めてとなる。ポールタンなどが24日付で伝えた。
　新車販売・部品販売・アフターサービスを行う3S店で、400万リンギ（約1億3000万円）を投じて建設した。面積はショールームが約400平方メートル、アフターサービスエリアが同350平方メートル。ショールームではスマートの「#1」を3台展示しているほか、駐車場スペースには急速充電を含め充電設備を3台分設けた。
　プロトンは21日、EV子会社のプロトン・ニュー・エナジー・テクノロジー（プロネット）を通して、#1を投入。価格は18万9000リンギ（約600万円）からで、EONもスマートの販売とアフターサービスに乗り出した。スマートにはプロトン大株主の吉利汽車と独メルセデス・ベンツが折半出資している。
　EONは国内にディーラー30店舗を展開。乗用車ではプロトンとスマートのほか、独フォルクスワーゲンやアウディ、三菱自動車、商用車ではいすゞと印タタの車両を扱っている。


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