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  ニュース     2024/09/12 20:57

シンガポール:24年の成長率予測、2.6%に上方修正=金融庁調査 無料記事

 シンガポール金融管理庁(MAS)が発表した2024年9月版の民間エコノミスト調査によると、24年の実質国内総生産(GDP)成長率の予測(中央値)は前年比2.6%だった。前回調査(24年6月)から0.2ポイント上方修正。前回より金融・保険と建設、卸小売りの先行き見通しが上向いた。

 今回のアンケート調査はエコノミストとアナリストの25人を対象に8月13日に送付。21人から回答を得た。これに基づくと、24年の成長率が2.5~2.9%に収まる確率が39%で最も高く、次いで2.0~2.4%が26%で続いた。23年の1.1%から加速すると見込まれる。

 24年の成長率予測は一部産業で下方修正はあったが、全産業でプラスの見通し。金融・保険は5.7%(前回予測5.1%)、建設は3.9%(3.8%)、卸小売りは3.0%(同2.5%)で前回予測を上回った。一方、製造業は0.6%(1.6%)、宿泊・外食サービスは2.9%(3.1%)で下方修正となった。

 24年の予測はほか、◆輸出額(石油と再輸出を除くNODX)伸び率=3.0%(前回予測4.0%)◆個人消費伸び率=5.5%(同3.4%)◆インフレ率=2.6%(2.8%)◆失業率=2.1%(2.1%)――などだった。

 25年のGDP成長率は2.5%を予測。前回調査から横ばいで、2.5~2.9%に収まる確率が33%で最も高いとしている。


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