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  ニュース     2024/04/18 20:54

マレーシア:製粉大手MFM、生産増強に1億リンギ投資 無料記事

【亜州ビジネス編集部】製粉大手のマラヤン・フラワー・ミルズ(MFM)は、2024年の設備投資に1億リンギ(約32億円)を振り向ける。オウ・チョン・ペン会長がこのほど株主総会で明かしたもので、前年の約3倍規模。国内工場を増強するほか、ベトナムでサイロ(貯蔵庫)を増設する。ザ・サンが17日付で伝えた。
 国内ではペラ州ルムットにある工場で3200万リンギを投じ、製粉ラインを1本増設。これにより同工場の日産能力を600トン引き上げ、2400トンとする。一方、ベトナムでは6000万リンギ近くを投じて南部に貯蔵庫とブレンド施設を複数建設する。
 同社の23年の設備投資は3480万リンギ。ベトナム南部で貯蔵庫を14カ所新設し、貯蔵容量を10万トンに倍増させた。また同年には同国北部で貯蔵庫18カ所を完成させ、貯蔵容量を6万5000トン増やしている。
 同社は製粉のほか飼料生産や養鶏も手掛けており、養鶏事業では生産増強に向けて2億1800万リンギを投じることを検討中。米系タイソン・インターナショナルと組み、ハイテク養鶏場を整備する方針で、これによりペラ州シティアワンにある鶏肉加工工場の生産を増やし、新たな輸出先の開拓を進めるとしている。
 同社は1966年設立。23年の売上高は前年比8.0%増の31億4890万リンギ、純利益は96.6%減の529万リンギだった。


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