ニュース 2025/03/03 22:58
インドネシア:2月のインフレ率0.09%低下、25年ぶりマイナス 
経済・統計 インフレ率 インドネシア
11部門のうち2部門のみマイナスだったが、住居・水道光熱費がマイナス12.08%と大幅に下がった。政府が1月1日に実施した11%から12%へのVAT増税の影響を和らげるため、補助金によって中所得層向けの電気料金を1~2月限定で半額化したことが背景にある。一方、情報・通信・金融サービスはマイナス0.26%だった。
上昇率が最も高かったのはパーソナルケア・その他の8.43%。これに食品・飲料サービスが2.47%、食品・飲料・たばこが2.25%、教育が2.04%で続いた。
CPIは前月比で0.48%低下した。マイナスは2カ月連続。3部門がマイナスで、住居・水道光熱費がマイナス3.59%と下落幅が大きかった。一方、8部門がプラスで、パーソナルケア・その他が1.29%で最も上がった。
中銀はインフレ抑制に向けて22年8月から政策金利を引き上げた後、物価高が落ち着いたことで24年9月には約3年半ぶりに利下げし、25年1月に追加利下げしている。24年のインフレ率は1.57%と、23年の2.61%を下回り、2年連続で減速した。
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