【亜州ビジネス編集部】マレーシア生命保険協会（LIAM）の18日発表によると、2023年の生命保険業界の収入保険料は前年比5.0％増の463億リンギ（約1兆4900億円）だった。伸び率は前年の3.5％から加速した。ただ23年末の契約数は1297万件で3.1％減少。低所得者の保険加入を支援する政府プログラムが22年11月に終了したことで新規加入者が3割減った。

　23年の新規契約数は123万件で、前年から33.2％減少だった。一方、新規契約の収入保険料は134億リンギで、11.6％増加。新規契約の保険金は9.4％増の5444億リンギだった。

　23年の保険金支払額は14.9％増の154億リンギ。うち医療保険は26.2％増の78億リンギ、障害保険は41.4％増の1億5200万リンギと大きく拡大した。

　同協会は、国内生保業界は成長を維持していると指摘。マレーシア中央銀行が主導して策定した22～26年の「金融セクターブループリント」に基づき、各社が商品やサービスの向上に努めていると説明している。


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