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  ニュース     2025/03/06 20:55

フィリピン:1月の失業率4.3%、3カ月ぶり上昇 無料記事

 フィリピン統計庁(PSA)が6日発表した2025年1月の失業率は4.3%となり、前月から1.2ポイント上昇した。前月を上回るのは3カ月ぶり。1月は例年高い傾向にあり、前年同月からは0.2ポイント低下した。

 就業者数が前月比で2.2%減の5065万1000人に縮小する一方、失業者数は32.9%増の216万5000人と急伸した。15~24歳の若年層の失業者が31.5%増え、同年齢層の失業率は前月を2.9ポイント上回る12.0%に上昇した。

 全体の労働参加率は前月を1.3ポイント下回る63.9%。不完全就業率は2.4ポイント上昇し、13.3%だった。

 地方別の失業率は、ルソン島のビコール地方が6.5%で最も高く、これに◆マニラ首都圏に隣接するカラバルソン地方=6.1%◆首都圏=5.4%――が続いた。一方、最低はミンダナオ島西部のサンボアンガ半島地方の2.3%だった。不完全就業率は、同島南部のソクサージェン地方が29.5%で最も高く、隣接するダバオ地方が3.3%で最低。首都圏は7.6%だった。

 失業率は20年4月に新型コロナウイルスの影響で集計開始以来の最高となる17.6%に達した。ただその後はおおむね改善傾向にあり、24年12月は現行基準で最低となる3.1%だった。


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