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  ニュース     2024/04/17 20:59

シンガポール:3月の輸出2割減、医薬品など落ち込む 無料記事

【亜州ビジネス編集部】シンガポール企業庁が17日発表した2024年3月の輸出額(石油と再輸出を除くNODX)は、前年同月比20.7%減の139億5954万シンガポールドル(約1兆5800億円)だった。前年同月を下回るのは2カ月連続。米国向け医薬品などで前年同月に大幅増だった反動が出たほか、主力の電子製品が3カ月ぶりに前年を割り込んだ。季節調整済み前月比では8.4%減だった。

 医薬品(前年同月比70.3%減)や船舶構造物(99.8%減)、非貨幣用金(49.1%減)がベース効果で大きく落ち込み、輸出全体を押し下げた。医薬品は米国向けが9割減、日本向けが8割減、欧州向けが7割減などと落ち込んでいる。電子製品(9.4%減)では、通信機器(38.8%減)や消費者電子製品(23.0%減)が引き続き2桁減だった。一方、パソコン(PC、6.7%増)は3カ月連続のプラスとなった。

 主要国・地域への輸出では、米国(50.2%減)が半減し、中国(11.9%増)に抜かれ2位となった。米国向けは医薬品や船舶構造物の落ち込みが大きかった。対日輸出(36.5%減)は13カ月連続のマイナスで、電子製品(15.5%増)が拡大する一方、非電子製品(45.5%減)が前月に続く4割超の落ち込み。医薬品や計測機器などが低迷した。


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