複合企業DRBハイコム傘下の国民車メーカー、プロトンは2日、2024年7月の販売台数（輸出含む）が1万5103台だったと発表した。22年9月以降の最高水準で、前年同月比13.3％増、前月比37.3％増だった。6月の工場メンテナンスを明けて生産ピッチを上げており、Aセグメントセダン「サガ」は13年10月以降で最高を記録した。国内市場シェアは推定20.5％だった。

　モデル別ではサガの販売台数が7855台で最も多く、セグメント内では国内シェア2位だった。これに◆Bセグメントのスポーツ多目的車（SUV）「X50」＝2585台◆Bセグメントセダン「ペルソナ」＝1911台◆Cセグメントセダン「S70」＝1636台――などが続いた。

　1～7月の販台数売（輸出含む）は前年同期比2.0％減の8万8799台。モデル別では、サガが4万2693台で最も多く、X50が1万2789台、S70が1万2550台、ペルソナが1万1664台で続いた。

　販売会社プロトン・エダルのロスラン・アブドゥラ最高経営責任者（CEO）は、24年後半は幸先の良いスタートを切ったとコメント。8月にはX70の25年モデルを発売予定で、またプロトン初の電気自動車（EV）の発売準備も進めているとし、今後の展開に期待を示した。


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