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  ニュース     2023/09/11 21:59

マレーシア:7月の鉱工業生産0.7%増、製造は引き続きマイナス 無料記事

【亜州ビジネス編集部】マレーシア統計局が11日発表した2023年7月の鉱工業生産指数(IPI)は、前年同月比で0.7%上昇した。前年同月を上回るのは2カ月ぶり。鉱業に含まれる原油生産が2桁の伸びとなり、全体を押し上げた。ただ、電気・電子を含む製造業は前月に続き落ち込んだ。
 産業別では鉱業(6.4%上昇)が2カ月ぶりのプラスだったものの、製造業(0.2%低下)は小幅ながら2カ月連続の前年割れ。電力(1.5%上昇)は前月から伸びが縮小した。
 製造業では前月と同様に内需型産業(6.0%上昇)が上昇する一方、輸出型産業(2.7%低下)が落ち込んだ。7分野のうちプラスは5分野で、残りの石油・化学・ゴム・プラスチック(4.1%低下)と主力の電気・電子製品(1.6%低下)がマイナス。電気・電子は電子製品(1.6%低下)の下落が響いた。一方、輸送機器(8.5%上昇)は伸びが加速し、うち自動車(11.9%上昇)は2カ月ぶりのプラスとなった。
■製造業売上高3%減
 統計局が同日発表した23年7月の製造業売上高は、前年同月比3.0%減の1449億6000万リンギ(約4兆5500億円)だった。前年同月を下回るのは2カ月連続。7分野のうち食品・飲料・たばこ(7.8%減)と石油・化学・ゴム・プラスチック(15.3%減)の2分野で落ち込んだ。一方、電気・電子製品(4.7%増)や自動車を含む輸送機器(17.5%増)は増加した。
 製造業の従業員数は1.7%増の234万123人。支払われた労賃は2.9%増の79億リンギ(1人当たり3390リンギ)だった。


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