【亜州ビジネス編集部】日揮ホールディングスは10日、サラワク州沖の天然ガス海上生産設備で行っていた温室効果ガス（GHG）排出量の計測手法の策定に関する事業を終了したと発表した。難易度の高い海上生産設備での計測技術を検証した。今後は自社の排出量計測技術やプラントエンジニアリング技術を活用し、温室効果ガス排出量の少ないエネルギー開発・生産施設の実現につなげる。
　エネルギー・金属鉱物資源機構（JOGMEC）の公募事業である「海上生産設備におけるメタンを含めたGHG排出量管理手法および削減手法の技術検討・策定にかかる委託調査業務」の一環として実施。国営石油ペトロナスの海上設備で、ドローンや固定センサーなどを使用する計測手法の策定などを行った。海上設備は陸上に比べて狭く複雑で、風の影響もあることから、排出量の計測が難しいという。


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