ニュース 2024/03/27 19:59
シンガポール:クラレが包装用樹脂工場を建設、26年末に稼働へ
日系企業 建設 ゴム・プラスチック シンガポール
【亜州ビジネス編集部】クラレは26日、包装容器に使用される高機能樹脂の新工場を西部ジュロン島に建設すると発表した。投資額は4億1000万米ドルで、2026年末の稼働開始を予定。食品包装用途で環境配慮型製品の需要が高まっていることから、生産能力を増強する。
全額出資の現地子会社クラレ・アジアパシフィックが既存工場の敷地内に新たな生産棟を建設。同社が世界で初めて開発した「エバール樹脂」を生産する。年産能力は前工程が3万6000トン、後工程が1万8000トンとし、26年以降に後工程の生産能力を拡大する。
同樹脂は酸素などの気体を通しにくく、内容物の劣化を防ぐ特徴があり、食品を中心に医薬品や化粧品などの包装容器に使用されているという。食品ロス削減や環境配慮の観点から世界的に需要が拡大していることを受け、クラレは生産能力の増強を決めた。現在は日本と米国、ベルギーの3拠点で生産している。
クラレ・アジアパシフィックは08年設立。水溶性の「ポバール(PVA)樹脂」を製造販売している。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
全額出資の現地子会社クラレ・アジアパシフィックが既存工場の敷地内に新たな生産棟を建設。同社が世界で初めて開発した「エバール樹脂」を生産する。年産能力は前工程が3万6000トン、後工程が1万8000トンとし、26年以降に後工程の生産能力を拡大する。
同樹脂は酸素などの気体を通しにくく、内容物の劣化を防ぐ特徴があり、食品を中心に医薬品や化粧品などの包装容器に使用されているという。食品ロス削減や環境配慮の観点から世界的に需要が拡大していることを受け、クラレは生産能力の増強を決めた。現在は日本と米国、ベルギーの3拠点で生産している。
クラレ・アジアパシフィックは08年設立。水溶性の「ポバール(PVA)樹脂」を製造販売している。
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