【亜州ビジネス編集部】DRBハイコム傘下の国民車メーカー、プロトンは3日、2023年7月の販売台数が前年同月比16.1％増の1万3326台（輸出含む）だったと発表した。前月からは7.1％減少。市場シェアは20.5％だった。
　7月の販売をモデル別にみると、Aセグメントセダン「サガ」が5926台で最多。この部門では市場シェア2位だった。これにBセグメントのスポーツ多目的車（SUV）「X50」の2630台、Bセグメントセダン「ペルソナ」の1953台が続き、ともに部門首位。5月に発売した同社初となるハイブリッド車（HV）のSUV「X90」は886台で、DセグメントSUVで首位だった。CセグメントSUV「X70」は881台で部門3位、Cセグメントの多目的車（MPV）「イグゾラ」は374台で部門首位だった。
　1〜7月の販売は9万647台で、前年同期から26.6％増加した。年初から9万台到達に要した期間は、12年以降で最も短かった。シェアは21.0％。モデル別ではサガが3万9251台と最も多く、これにX50が2万192台、ペルソナが1万4533台、X70が6997台で続いた。
　同社は、3月末に販売サービス税（SST）減免措置の猶予期間が終わったが、以降も販売ペースが鈍化することはないと指摘。5月にX90を投入して新エネルギー車（NEV）分野に進出し、他にも新モデルを投入したことで、販売は好調を続けているとしている。


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