【亜州ビジネス編集部】DRBハイコム傘下の国民車メーカー、プロトンは、2024年1月の販売台数が前年同月比10.3％増の1万2882台（輸出含む）だったと発表した。1月としては13年以降で最高。昨年11月に発売したCセグメントセダン「S70セダン」が好調で、全体を押し上げた。
　S70は資本提携する吉利汽車と開発したセダンで、1月の販売は1442台となり、プロトンのモデルでは4番目の多さだった。モデル別1位は、Aセグメントセダン「サガ」が6129台で半分以上を占めた。これに吉利車ベースのBセグメント・スポーツ多目的車（SUV）「X50」が2002台、Bセグメントセダン「ペルソナ」が1846台で続いた。
　販売会社プロトン・エダルのロスラン・アブドゥラ最高経営責任者（CEO）は、S70の販売が好調で24年の出だしが好調だったと説明。同モデルは8000台以上の予約を受けており、ブルネイへも15台を出荷したとしている。
　同CEOは、国内新車市場は23年に過去最高を記録し、24年は反動で減少すると予想する専門家も多いが、プロトンは先行きを楽観視していると説明。引き続き品質やサービスの向上に努めるとしている。
　同社の23年の販売台数は前年比9.3％増の15万4611台。前年を上回るのは5年連続で、12年以降では最高となった。


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