【亜州ビジネス編集部】ステンレス鋼メーカーの地場TSAグループは、首都圏セランゴール州に冷延ステンレス鋼板の新工場を建設する計画を明らかにした。生産能力は月4000トン。今年第3四半期に着工し、2026年第3四半期の完成を目指す。国内需要の拡大に対応する。ザ・スターが3日付で伝えた。

　昨年末に実施した新規株式公開（IPO）の調達資金のうち510万リンギ（約1億6000万円）を新工場の建設に充てる。IPOの調達額は4253万リンギで、工場建設のほかは債務返済や運転資金などに用いる。

　同社は1993年設立。ステンレス鋼板や鋼管を生産販売し、約3600の顧客を持つという。今月2日にマレーシア証券取引所（ブルサ・マレーシア）の新興市場（ACE市場）に上場した。



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