【亜州ビジネス編集部】BMWグループ・マレーシアは、2023年1～8月の電気自動車（EV）販売が1600台を超え、8カ月で22年通期の1557台を上回ったと発表した。ポールタンなどが18日付で伝えた。

　モデル別にみると、スポーツ多目的車（SUV）「iX」が880台（国内累計1856台）、中型SUV「iX3」が108台（381台）、セダン「i7」が150台（158台）、スポーツセダン「i4」が120台、5月に投入した小型SUV「iX1」が291台だった。

　同社の代表者は、消費者のEVへの関心は高まっているものの、依然として走行距離と充電所に対する不安は払しょくされていないと説明。こうした中、同社は国営石油ペトロナス傘下のジェンタリなど複数の充電所運営会社と組み、拡充を図っているとした。23年10～12月には、BMWと傘下ミニのEVの所有者に向け、急速充電所を制限なく12カ月間利用できるパッケージを1800～2400リンギ（約5万7000～7万6000円）で販売するとしている。


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