【亜州ビジネス編集部】再生可能エネルギー事業や機械・電気工事を手掛けるキナジー・アドバンスメント（KAB）は、インドネシアで小水力発電事業を手掛けるインポラ・ミトラ・エレクトリンド（IME）を買収したと発表した。再エネ事業の海外進出はタイに続き2カ国目となる。
　再エネ子会社のKABエナジー・ホールディングスを通じて、IMEの全株式をマレーシア企業のサラワク・ケーブル（SBC）などから取得した。昨年1月のKABの発表によると、現金で1万リンギ（約32万円）を支払うほか、IMEの負債（発表当時で2400万リンギ）をKAB側が引き取る内容となっていた。
　IMEは北スマトラ州で出力11メガワット（MW）の小水力発電所を運営。同国の国営電力PLNと売電契約を結んでおり、KABは契約がある向こう18年間は安定的な収益を得られると見込む。
　KABは1997年設立。再エネ事業は海外含めて19件を進めている。初の海外進出先であるタイでは太陽光発電所を運営している。


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