【亜州ビジネス編集部】マレーシア統計局の11月30日発表によると、2023年第3四半期の国内製造業の設備稼働率は79.4％だった。前四半期の78.2％を上回り、4四半期ぶりに上昇。23年第1四半期以降で最高となった。

　7業種のうち輸送機器（81.7％）や電気・電子製品（80.0％）など5業種で前四半期から上昇。輸送機器は自動車（81.8％）が前四半期を小幅に下回ったものの、「その他輸送機器」などで上昇した。電気・電子のうち電子製品（79.1％）は0.2ポイント上げた。

　稼働率は輸出型産業で78.3％と低く、国内向け産業は81.6％だった。地域別では租税回避地のラブアンが97.4％で最高。これにヌグリスンビラン州が86.1％で続いた。電子産業が集まるペナン州とケダ州はそれぞれ77.4％、77.9％だった。


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