マレーシア統計局は26日、2023年4月の消費者物価指数（CPI、2010年＝100）が130.0となり、前年同月から3.3％上昇したと発表した。上昇は27カ月連続で、上昇率は前月の3.4％から低下。足元のピークだった22年8月の4.7％から減速傾向にある。生鮮食品と政府による価格統制品を除くコア指数は3.6％上昇し、前月の3.8％を下回った。

　12品目のうち11品目がプラス。最も伸びが高かったのはレストラン・ホテルで6.6％だった。これに食品・非アルコール飲料が6.3％で続き、食品の中では肉類が9.2％と高かった。家具・家庭用品も3.0％と高い伸び。一方、通信はマイナス1.4％で唯一下げた。

　CPI上昇率は前月比でプラス0.1％。5品目がプラスとなり、「その他商品・サービス」が0.4％と伸びが大きかった。衣類・履物など5品目は横ばい。レストラン・ホテルと食品・非アルコール飲料はともにマイナス0.1％と下がった。


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