【亜州ビジネス編集部】国営電力テナガ・ナショナル（TNB）は27日、太陽光発電事業の完全子会社GSPARXが中国太陽光パネル大手の天合光能（トリナ・ソーラー）と戦略提携に向けた覚書を交わしたと発表した。マレーシア国内で太陽光発電分野の事業機会を探る。
　屋根上や水上、地上設置型の太陽光発電事業について、共同で商機を探る。TNBとトリナ・ソーラーは2019年以降、屋根上太陽光パネルの設置事業で協業しており、提携範囲をさらに広げる。
　TNBは、25年までに再生可能エネルギー発電の出力を8300メガワット（MW）まで引き上げる目標を掲げており、今回の戦略提携を達成の一助としたい考え。また政府が打ち出した50年までに温暖化ガス排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」の実現を後押しするとしている。


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