シンガポールの電気自動車（EV）充電所最大手であるチャージ＋は、独ポルシェと共同でベトナム国内を縦断する充電所網を整備すると発表した。東南アジアで充電所網を広げるチャージ＋の戦略の一環で、向こう3年で充電所17カ所を設置。ハノイ市からホーチミン市までの1700キロメートルをEVで走行できるインフラを整える。
　最大出力180キロワット（kW）の超高速充電所を整備する。最初の9カ所は来年上半期までにハノイ市やホーチミン市、北部ハイフォン市、中部ダナン市などの主要都市に設置。残りの8カ所は2027年上半期までにオープンする。またハノイ市とホーチミン市にあるポルシェの拠点の充電所（最大出力350kW）をチャージ＋のアプリで利用できるようにする。
　チャージ＋は、シンガポールとマレーシア、タイ、カンボジア、ベトナムの5カ国で「EVチャージング・ハイウエー」と銘打つ全長5000キロメートルの充電所網整備事業を進めている。
　一方、ポルシェは自宅や外出先、長距離旅行先でのシームレスな充電を可能にしたい考えで、チャージ＋との提携により、EVでベトナムの都市間の長距離走行を実現する。


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